2023年12月19日火曜日

登山初心者がひょんなことから、北アルプスに行く事になったDay2/3.

ついに本番(9/17)

いやあ、よく寝ました。個室ということもあり広々!快適!荷物散らかし放題!
お陰で財布はずいぶん軽くなりましたよ(T_T)

9月半ばで早朝ですし、寒いかなと思いノースリーブのダウンベストをリュックに忍ばせて、後の不要なものは出来るだけ山小屋に置かせてもらって、本日は軽い状態でこの旅本番の奥穂高に向かいます。
予定は、涸沢小屋▶穂高岳山荘▶奥穂高▶前穂高、で涸沢小屋に帰ってくる
ついでにジャンダルムがどんなものか見たいので、できれば馬の背まで行ってくる。
といった感じです。

奥穂高は距離にしてたったの3kmです。前穂高までは行けたら行くと言うくらいです。

涸沢小屋から前穂高までのルート

そろそろ太陽が登ってきそうです。

朝の涸沢カール

そして皆さんモルゲンロート(朝焼け)を見ようとテラスに集まります。

朝ごはん、ご飯、味噌汁をそれぞれお替りして、今日も頑張るぞ!

涸沢小屋の朝ごはん

一般客用の食堂

涸沢小屋のレストラン

涸沢小屋▶ザイテングラード▶穂高岳山荘

さあ、7:00出発!テラスの奥側からが、ザイテングラードへの登山道です。

いざ、ザイテングラードへ

涸沢小屋から、ザイテングラード取り付きまでは、少し急登の道が続きます。
暑すぎました。ダウンベストなんか全く不要でした、まあそういうこともあると。

左手奥の緑のところがザイテングラードです。

ザイテングラードへ向かう


そして、ザイテングラードがずいぶん近くなってきました。暑い・・

ザイテングラード遠い

8:00ザイテングラード取り付きに到着。結構かかった気がします。距離しらんけどw、涸沢小屋から1時間掛かっています。
見えているのに遠い!
ザイテングラード取り付きです。雲ひとつない空が気持ち良い!

ザイテングラード取り付き

ザイテングラードの途中で振り返ります。皆さんヘルメット着用です。
正直暑いですが、遠くの山々に癒やされ再度出発!

ザイテングラードの途中から後ろを眺める

9:15、ザイテングラードから1時間少しで、なんとか穂高岳山荘到着。一休みと水を補給します。

穂高岳山荘

穂高岳山荘売店メニュー

穂高岳山荘レストラン

いつまでもぼーと眺めていることが出来ますね。

穂高山荘▶奥穂高

まだまだいい天気です。穂高岳山荘で軽くラーメンを頂いてメインイベントの穂高岳を目指します。
すでに出遅れた間があります・・・人がいっぱい
それでも、登る人ばかりなのでぼちぼち進みました。

奥穂高への登り

若干渋滞気味です(汗)

奥穂高へ

遠くに笠ヶ岳がみえます。

笠ヶ岳もくっきり

奥穂高より

梯子の急登を登りきれば後は余裕です。
そこからは槍ヶ岳もバッチリ、ここから見るとすぐ行けそうなところにありますよ。

槍ヶ岳を望む

近くにジャンダルムがはっきりと見ることが出来ます。
荒々しい岩肌!近くて遠いな~。どこが馬の背?ロバの耳?

ジャンダルム

ジャンダルムのルートを確認しようと進むと、ここからは一般道ではないとの立て看板

この先危険の立て看板


折角なので、馬の背の始まりくらいまで行ってみることにします。
正直むちゃくちゃ怖かったです。
岩の上でぼんやりと、ガスに隠れたり出てくるジャンダルムを眺めます。
どのルートで怖そうかな?行けるかな?

また、行かないの?と声をかけてもらったり、ジャンダルムに向かう人に色々話が聞けたり楽しい時間を過ごすことが出来ましたよ。
行ってみようかなと、何度も心をよぎりましたが初心者ですし、今回は予定どおり下見だけにしておきました。
また、ガスが多くなってきて景色も見えなさそうなので行くのを止めるには十分でした。
まあ、やめておけという事だと思います😁

ガスのジャンダルム

奥穂高山頂です。表の階段がある方は絶えず行列が30分ほど出来てましたので、とりあえず裏?からパシャリ。

奥穂高

それから奥穂高から、前穂高に向かいます。
その手前の吊尾根ですが、時間が悪く双方向に行きたい人が交差して大変そうです。
ちょっとジャンダルムを眺めすぎてのんびりしすぎたのと
今後、奥穂高から重太郎新道を下る道で帰るだろうから、特に行かなくても良いかと今回は前穂高まで行くのは断念しました。行ってしまうと山小屋に戻るのが4時すぎになりそうとのヤマレコ試算もあったのです。

吊尾根を眺める

奥穂高▶穂高岳山荘

行きは良かったのですが、帰る時刻12:30過ぎでした。
は奥穂高に登る人と降りる人がどちらもいるので大渋滞。
片側交互通行になるので、わずか600mの間に1時間半もかかりました。山でこんな経験は初めてでした。

穂高岳山荘から、崖を眺めます。まだまだ下山してくる人がいっぱい。
またガスってきて怖いですね。

奥穂高からの下り

穂高岳山荘▶涸沢小屋

下りは苦手です。ザイテングラードが心配ですが、あまり登ってくる人が少ないのと、そこそこすれ違える場所があるのでスムーズです。
それと途中で出会った学生さんグループ。穂高岳山荘横のキャンプを予定していたけど一杯で涸沢のテン場まで引き返すとのこと・・・、心折れるなぁ。
涸沢小屋には15:30に到着。前穂高まで行かなくてよかったとホッとしましたよ。

ザイテングラードから北穂高を望む

再び涸沢小屋

昨日は生中とハーフボトルのワインで酔っ払ったので、今日は控えめに缶ビールです。
高山でアルコールがよく回るので、酒代は安くついて良いですね😁

缶ビール

晩ごはん、またまた、ご飯、味噌汁は一杯ずつお替りしました。

晩ごはん

昨日ぐっすり寝たので、今夜は星空を堪能します。

オリオン座がスマホでもくっきりです。

オリオン座

登山者がひょんなことから、北アルプスに行くことになった。記事リンク

2023年12月18日月曜日

登山初心者がひょんなことから、北アルプスに行く事になったDay1/3.

大阪からあかんだな駐車場へ(9/16)

はじめにどうやって行こうかと考えていて、やはりバスかなと思っていたので、大阪から行くバスを見ていると、さわんどバスターミナル(長野自動車道側)に行っていたのでそちらに行くのかなと思っていましたが、朝一番からの登山に出かけるようなバスは見つからず、結局面倒なので車で行くことになり、車で行くなら、あかんだなに行ったほうが近いのでそちらに来るまで行くことになりました。
最終日にその選択で良かったと実感しました。

それで、今回は駐車場がかなり広そうで問題なさそうという事で、少し前にあかんだな駐車場に付けば良いという感じで、運転を5時間として土曜日の0時に大阪を出発
のんびりと、第二京阪▶名神▶東海北陸自動車道、少し渋滞もあったが、インターで少し休みも入れつつ、涸沢小屋で水が買えなかったときのことを考慮して水2Lを追加購入しました。
だいたい予定していた6:00すぎに、あかんだな駐車場へ到着。いや、停める事はできましたが結構一杯で焦りました・・・

昔スキーをしていた時は東海北陸自動車道が全然出来てなくて、下道を延々と走った記憶があるが、高山まで高速で行けるのは感動!長野がとても近いじゃないかと感動を覚えました。この所要時間なら気軽に来れます♪

高速で上高地

あかんだな▶上高地

もう少しで上高地です!ワクワクしながら駐車場を下り少し行くとバス停に着きます。
何やら沢山の人が並んでいて戦々恐々ですね。
とりあえずチケットを購入してバス待ちの列に並ぶ。
バスはどんどん来るのでほっと安心して、1台待つだけで乗り込むことが出来ました。
チケット購入から、バスに乗り込むまで約30分、上高地まで40分でした。
上高地へついたら8時前ですね(汗)
バスの料金は往復で2,090円でした。

さわんどバスターミナル

上高地▶横尾

本日のゴールは涸沢小屋でコースタイムで6時間なので、9時出発で時着なので、気分はかなり余裕です。とりあえずは、平坦な道を横尾まで約10km歩きます。

上高地バスターミナルから横尾


土砂降りの雨を想定していたのですが、いい天気に気分はあがります。
清々しい天気ときれいな空気。遠くまで来た会があったというものです。
上高地でトイレ、朝食のお弁当と栄養ドリンクを飲んでようやく出発です。

朝ごはんの弁当


高校生で来て以来となるのでかなり新鮮で歳のせいか全く違った風景に見えます。
写真を撮ったり、観光地気分ですね。

上高地バス乗り場の近くのトイレ、とてもキレイです。チップ制ですよ。

上高地バス停のトイレ

雄大なアルプスの山々の自然がたまりません。

みんな大好きかっぱ橋です。

かっぱ橋

雲で見えませんが3000m級の山々があるはず、なんともカッコいい😁
目指すは奥穂高岳!

上高地▶明神▶徳沢▶横尾
長いです・・コースタイムで3時間林を延々と歩き続けます。ちょっと飽きてきたかも!?
リュックだけでも配送してくれるサービスとかあったら良いのにと散々話しながら歩きました。

明神の岩魚の塩焼き、父が大好きです。トイレもあります。

明神のメニュー

クマベルです。とりあえず鳴らしていきましょう。

クマベルです

徳沢は食べ物がとても美味しそうです。たまりませんがまだお昼には早いので、スルーで進みます。

徳沢園

涸沢には水がないとの掲示がところどころに・・

涸沢には現在水がありません

漸くして横尾大橋にだどり着きました。やっと本当の登山開始でしょうか。横尾大橋でワクワクしつつも
お昼を過ぎましたので、おにぎりを食べ英気を養います。
平坦な道ですが3時間も歩いているので、気づかないうちに体力が削られていることに気づきます。

横尾大橋

横尾▶本谷橋▶涸沢小屋

横尾から涸沢小屋まで5.5km、ヤマレコでは本谷橋からSガレまでの間に事故情報が並び注意が必要そうです。

横尾から涸沢小屋

さあ横尾大橋を渡って出発だ!

横尾大橋

とウキウキしていたのもつかの間、追加のペットボトル2本がリュックに入らないので、後ろにビニール袋で括り付けていたのですが、バランスが悪く右にズレてみたり、左にズレてみたりとかなり不快です・・ 日帰りの27Lリュックですからね。
登山用のリュックは拡張性があまりないので、こういう時はミリタリー物のほうがMOLLがついていてなんとでも拡張できるのが良いよなぁなどと考えながら更に黙々と歩き続けます。

漸く登山という感じになってきて心拍数もあがります。いや、追加の水が重くのしかかってきますよ。
しかし、流石メジャールートだけあってよく整備されていますね。感謝感謝です!

本谷橋まで登ってきました。良い天気のままここまでこれて感謝感謝!

本谷橋

ここから更に登りがきつくなります。Sガレまでが一番の急登とのこと、いや、水が重い・・・

テン泊の皆さんも同じく大変なようで、中には5L持ってきたと言っていた人もいましたが、足が痙攣したと一休み。小屋泊で良かったと・・・

口数少なくなりつつも、少し紅葉で気分も上がる!
そして1mmの雨!ついに降ってきたかと心を決めましがが、すぐに止んでカッパいらないなとなりました。ありがとう!
小屋はまだでしょうか??

ようやく涸沢小屋が見えてきました。しかし見えてもなかなか近づいてきません。
アルプスとはそういうものなんですね😂

近づいてきました。テン場からの登りがまたキツイ。


涸沢小屋

到着したのは15:30、チョットのんびりしすぎたかな。とりあえずチェックインです。
水が売り切れだとアウトなので持参しましたが。まだあるとのことでした。
2L/600円です。
安いと取るのか高いと取るか悩ましいところ。

晩御飯が7時でまだまだ時間があるので、お疲れ様ですの一杯

ビールと豚汁

色とりどりのテントがキレイです。

涸沢カールのテント

で、生中一杯とワインハーフボトルを飲んだところで、無茶苦茶酔いが回ってきました。
動悸が早すぎー。
これが高度が高いところで飲むとこうなるのか!と部屋に一休みに向かいます。

1~4まであり、4人で使うといいということでしょうが、
今回は贅沢に2人で使用できるので、初めてでも安心です。

涸沢小屋の個室

洗面所、チョロチョトと水が出るので口を濯いだり、顔を洗うことが出来ました。
嬉しいです。

涸沢小屋の洗面所

待ちに待った夕食です。ご飯、味噌汁のおかわり自由で、私はそれぞれ一杯ずつお替りしました。
温かいご飯美味しい!

涸沢小屋の晩ごはん

階段の登り口に本棚がありましたが、読書をするような余裕はありませんので、食べたら寝ます。

涸沢小屋の本棚

といっても普段8時に寝ることもありませんし、徹夜できたとはいえ一旦起きてしまいました。

テントの明かりが綺麗です。

夜の涸沢カール

登山者がひょんなことから、北アルプスに行くことになった。記事リンク


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