- 山名:二上山(474m にじょうさんめだけ/大阪府・奈良県境)
- エリア:二上万葉の森駐車場を起点、雌岳へ
- 難易度:低山・初心者向け(アップダウンはややあり)
- 所要時間:約2時間(休憩含む)
- 時期:8月・台風接近時(曇天)
8月の登山って、正直てしんどいイメージがありませんか。大阪周辺の低山は朝から気温が高く、少し歩いただけで汗だくになることも珍しくありません。そんな中、先週の日曜日に二上山(にじょうさん)へ行ってきました。しかもタイミングは台風接近中。普通なら避けるような日です。「台風接近中に登山なんて大丈夫?」と思われるかもしれませんが、今回の判断基準や注意点もあわせてお伝えします。結果的には、8月の低山登山としてはかなりの当たり日でした。今回は二上山・雌岳ルートの様子と所要時間、駐車場情報、そして「台風接近時ならではの快適さ」についてお伝えします。
二上山・二上万葉の森駐車場の様子(朝7時到着)
利用したのは、二上山の登山口のひとつ、二上万葉の森駐車場です。到着は朝7時ごろ。「この時間なら余裕だろう」と思っていたら、1つ目の駐車場はまさかの満車でした。二上山、想像以上に人気があります。ただ道路を挟んだ反対側にも駐車場があって、こちらは空きがありました。無事に駐車できてひと安心です。朝の周辺はまだ人も少なく、静かな空気の中で準備をして出発しました。
駐車場が満車のときは、道路向かいの第2駐車場もチェックしてみてください。休日は早朝から埋まりやすいので、時間には余裕を持って向かうのがおすすめです。
岩屋峠・西方石切り場跡を経由するルート
まずは岩屋峠方面へ。西方石切り場跡を目指すルートです。二上山は標高だけ見るとそれほど高くありません。ですが実際に歩くと、それなりにアップダウンがあります。「低山だから楽勝」と油断していると、意外と運動になるので注意です。この日は台風接近による曇り空で、8月とは思えないくらい歩きやすい体感でした。もちろん汗はかきます。ただ、強い日差しがないだけで体への負担がかなり変わってきます。西方石切り場跡を過ぎたあたりからはグイグイと登っていく区間に入り、久しぶりの登山や体を戻すための運動としてはちょうどいい負荷でした。
新調したカーボントレッキングポール、120cmは長すぎた話
実はこの日、相方にカーボン製のトレッキングポールを新調しました。軽くて丈夫で、登山がはかどりる私もお気に入り、お勧めの一品です。
ところがいざ使ってみると、長さが120cmで長すぎることが発覚。この製品は長さが固定なんです。
正直上りと下りで、長さを変えることもないのでトラブルも起こりにくい固定のものがいいんですよね。ですが、購入時にミスった!
低山特有のアップダウンには扱いづらく、結局あまり本領を発揮できないままモヤモヤしながら歩くことになってしまいました。
せっかく新調したのに、ちょっともったいない結果です。
トレッキングポールは、身長やコース内容に合わせて長さを調整できるタイプを選ぶのが安心です。目安としては身長×0.6〜0.7程度と言われているので、購入前に自分に合ったサイズを確認しておくと、今回のような「買ったのに合わない」を防げます。
雌岳手前の東屋でランチ休憩|ヤマガラとの出会い

今回いちばんのお気に入りポイントが、雌岳の頂上から少し下ったところにある東屋です。ここでお昼ご飯にしました。曇り空で気温もそれほど高くなく、ここちよい風が入ってくる。休憩スポットとしては最高の条件がそろっていました。
この東屋、もうひとつの楽しみがヤマガラです。人によく慣れていて、休憩していると近くまで飛んでくることも。餌を持っている登山者の手元まで来ることもありますよ。この日も、二上山の常連らしき方たちが東屋でのんびり過ごしていました。頂上を目指してひたすら歩くだけが登山じゃありません。こうして鳥を眺めながらのんびりするのも、低山登山ならではの楽しみ方ですね。
せっかくなので、コーヒーと本を持ってくるべきだったと思いました。
二上山・雌岳の頂上から展望台・鹿谷寺跡へ下山
東屋から雌岳の頂上までは、わずか30mほど。あっという間に着いてしまいます。頂上では写真を撮ったり、曇り空ならではの景色を眺めたり。意外と景色はいいのでここも嬉しいポイント
また真夏の青空とは違う趣ですが、強い日差しを浴びながら歩くよりずっと快適でした。
下山は二上山展望台を抜け、鹿谷寺跡を横目に見ながら駐車場へ。登りに比べると足への負担は少なめです。とはいえ下りは膝に負担がかかりやすいので、急がずゆっくり歩きました。全工程は、休憩込みでおよそ2時間です。
台風接近時に登山するときの注意点

今回は結果的に快適な登山になりましたが、台風接近中の登山にはリスクがあることも知っておいてください。
- 天候が急変しやすく、雷や強風のおそれがある
- 登山口までの交通機関・道路状況が乱れる可能性がある
- 視界不良や滑落のリスクが上がる区間もある
今回は事前に天候・雨雲の状況を確認したうえで、無理のない範囲で歩きました。台風接近時の登山は、誰にでもおすすめできるものではありません。状況をしっかり見極めることが前提です。
8月の軽い運動・リハビリ登山としてもおすすめ
今回の二上山登山は、個人的にはリハビリを兼ねた軽い運動という位置づけでした。いきなり長時間の本格登山ではなく、2時間程度で完結する山歩き。登りではそれなりに負荷がかかりますが、休憩を挟みながら自分のペースで歩けます。頂上に着いたときの達成感もあって、「これくらいならまた歩いてみよう」と思える、ちょうどいい運動量でした。ジムで黙々と体を動かすのとは違い、景色や鳥の声、風を感じながら歩けるのも登山ならではの魅力です。
この後、ジムにお風呂を入りに行きました。
まとめ|二上山は8月でも歩きやすい低山

今回の二上山登山は、朝7時に二上万葉の森駐車場を出発し、岩屋峠・西方石切り場跡を経由して雌岳方面へ向かうルートでした。新調したトレッキングポールが長すぎるという小さな誤算もありつつ、東屋でヤマガラを眺めながらランチ休憩。雌岳の頂上、展望台、鹿谷寺跡を経て、駐車場へ戻る所要時間約2時間のコースです。台風接近中で少し心配もありましたが、曇り空・弱い日差し・程よい風がそろって、8月の低山登山としては最高に歩きやすい一日になりました。天候と時間帯さえ選べば、真夏でも低山は気持ちよく歩けます。「ちょっと体を動かしたいけど、本格登山はまだハードルが高い」という方には、二上山はかなりおすすめの山です。
ヤマレコ登山ログ
- 所要時間:01:50
- 距離:2.4km
- 登り:245 m
- 下り:245 m
ヤマレコログへのリンク
山行ログ


駐車場から、国道166号線を渡ると「二上山万葉の森登山口」です。
山のあたりは空気も爽やかです。

古代池広場を超えたところの、岩屋への分岐です。

平成10年の台風で倒れた「岩屋の千年杉」が見ることができます。
根回り8m、幹の周り5.8m、高さ28m
木の下をくぐって「岩屋」へ


岩屋とは、二上山の岩壁を利用した石窟(せっくつ)状の場所で、古くから人々に利用されてきた歴史があります。二上山にはこのほかにも石切り場跡などが残っており、自然だけでなく、古代から続く人々との関わりを感じられる場所です。
當麻寺の国宝「當麻曼荼羅」は、中将姫がここで織り上げたと言い伝えらており、昔の街道沿いでの著とした観光スポットにもなっていたようです。
現在は登山道の途中にある見どころの一つ。二上山を歩く際には、こうした歴史を感じながら立ち寄ってみるのもおすすめです。
上部に櫓を組んでいた後なのか、期を差し込むような穴が空いていたりします。

毒の花らしいです。

雌岳山頂手前の東屋、登山道からヤブをかき分けて細い道を行くとここに出ます。
向かいの餌置き場に小鳥たちが飛来しますよ。

雌岳山頂に到着です。

山頂から大阪平野を見下ろします。長めが良く
梅田のビル群、あべのハルカス、南港WTCなど見ることが出来ます。

帰り道の展望の良いところから、富田林方面を見てみるとPLの塔が見えました。

鹿谷寺跡(ろくたんじあと)に到着。
日本では極めて珍しい本格的な石窟寺院として国史跡に指定されています。寺跡の中心には、凝灰岩の岩盤を直接削り出して造られた十三重石塔(高さ約5.1m)が残されています。
石塔は積み上げたものでなく、元々あった岩盤から一体で彫り出されているとのことで驚きですね。
また、石塔だけでなく線で描かれた仏様も見る事ができます。
また、大阪府立近つ飛鳥博物館には、この鹿谷寺跡の十三重石塔の大型復元模型(高さ約8m)が展示されており、実物では見上げにくい構造や全体像を間近で観察できます。
ここは、実物の古墳を見たり出来て記帳な体験ができて、お薦めです。
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