台湾旅行の定番スポットといえば、やっぱり九份(ジウフェン)と十份(シーフェン)ですよね。多くの人は台北から日帰りでこの2つを回りますが、それだと「そろそろ帰らないと」と時計を気にしながらの観光になりがちです。
そこで今回は、あえて十份を先に訪れてから九份へ移動し、九份で一泊するという1泊2日のモデルコースを試してみました。
台北 → バス → 瑞芳(ルイファン) → 電車 → 十份(シーフェン) → ランタン上げ → 電車 → 瑞芳 → バス → 九份(ジウフェン) → 九份泊
結果はというと、時間に追われることなく、かなりゆったり観光できました。この記事では、九份・十份へのアクセス方法から実際に回ってみて分かったこと、そして九份に泊まるメリットまで、実体験ベースでお伝えします。
台北から瑞芳までのアクセス|電車とバス、どっちが快適?

九份・十份へ行くときは、台北から台湾鉄道(台鉄)で瑞芳まで行き、そこからバスに乗り換えるのが一般的なルートです。
私も台湾には何度か訪れていて、瑞芳までは電車で行ったこともあります。ただ、時間帯によってはかなり混雑するんですよね。以前は座れず、瑞芳まで立ったまま移動したこともありました。
そこで今回は、台北から瑞芳までバスを利用してみることに。これが、思っていた以上に快適でした。
比較的空いていて、座って移動できたんです。しかも台北から瑞芳の手前までは高速道路を走るので、意外とスムーズ。「バスのほうが電車より時間がかかるのでは」と身構えていたのですが、実際にはそこまで差を感じませんでした。
もちろん道路の混雑状況によって所要時間は変わります。それでも、「瑞芳までなら電車よりバスのほうが快適かもしれない」というのが今回の実感です。大きな荷物を持っている人には、座れる可能性があるバスは特に魅力的な選択肢だと思います。
瑞芳から十份へは平渓線の電車で移動

瑞芳に着いたら、今度は台湾鉄道に乗り換えます。向かうのは、今回初めて訪れる十份(シーフェン)です。
瑞芳から十份までは「平渓線(へいけいせん)」というローカル線を使います。山間を走る路線で、台北の地下鉄や都市部の電車とはまた違う、のんびりした空気が流れています。
「台北→瑞芳はバス」「瑞芳→十份は電車」と使い分けたのですが、これがなかなか良い組み合わせでした。
十份のランタン上げ体験談|初めてやってみた感想
十份といえば、やっぱりランタン上げが有名です。実は今回、十份を訪れるのは初めてでした。存在は前から知っていたのですが、実際にやってみると、想像以上に良い経験になりました。

紙製のランタン(天燈)に願い事を書いて、火を入れて空へ飛ばします。ゆっくり上昇していくランタンを見上げていると、なんだか心まで晴れやかになるんですよね。
正直、「よくある観光アクティビティのひとつ」くらいに思っていたのですが、自分でやってみると印象がまったく違いました。十份に行くなら、ランタン上げはぜひ一度体験してみてください。
値段は何処もだいたい4色のランタンで、250元で、奥の方に200元のところもありました。もちろん価格交渉も可能ですよ。
1色のランタンだと200元くらいです。
十份瀑布へはYouBikeか徒歩か、迷ったら知っておきたいこと

十份では、ランタン上げだけでなく十份瀑布(十份の滝)にも足を伸ばしてみました。
十份瀑布(十份の滝)とは、落差約20メートル、幅約40メートル。カーテン型としては台湾最大の滝で、半円形の形状とその美しさから、「台湾のナイアガラ」と呼ばれている。基隆河の上流に位置する多くの滝のうちの一つであり、台湾鉄路管理局平渓線沿線の名所として知られている。
十份ストリートから歩いても行けますが、そこそこ距離があります。(Wikipediaより)
そこで今回使ってみたのが、台湾の街中でよく見かけるレンタサイクル「YouBike」。十份ストリートを抜けたあたりにステーションがあり、そこから公園の手前まで自転車で移動できます。それほど自転車で行けるわけではないですが、暑い日には、歩く距離が少し減るだけでかなり助かります。
電動もありましたよ。

ただし、YouBikeを使うなら知っておきたい注意点があります。

ここで借りることになるなのですが、
十份瀑布までの道には川沿いの散策路があって、歩くと途中で吊り橋を2つ楽しめるんです。ところがYouBikeで進むと、この散策路を通らずに公園方面へ直行してしまいます。つまり吊り橋2つと川沿いの景色をまるごとパスすることに。これは実際に走ってみて初めて気づきました。

YouBikeは公園の手前で返却しなければいけません。「自転車に乗ればラクに滝まで行ける」というわけでもないんですよね。正直なところ、「めちゃくちゃ便利!」とまでは言えませんでした。
ですが、車椅子の人でもちゃんと行くことが出来るように、スロープがちゃんと設置されており、かなり整備されていますよ。

かなり大きい滝です。

虹が出ました♪そして川べりは涼しいく最高でした。
まとめると、こんな感じです。
- とにかく歩く距離を減らしたい → YouBike
- 十份の景色や吊り橋も楽しみたい → 最初から歩く
暑い日で少しでも負担を減らしたいなら、使ってみる価値はあると思います。
十份ストリートを抜けたところにファミリーマートで休憩

十份瀑布へ向かう途中、覚えておくと便利なのが十份ストリートを抜けた先にあるファミリーマートです。
台湾の夏はとにかく暑くて、歩いているだけでもかなり体力を消耗します。そんなとき、クーラーの効いたファミマで休めるのはありがたいですよね。しかも店内にはイートインスペースもあるので、飲み物や軽食を買ってひと息つけます。
「ちょっと暑いな」と感じたら、滝へ向かう前に一度立ち寄ってみてください。
瑞芳を経由して九份へ、そして宿泊
十份でランタン上げを楽しんだら、再び平渓線に乗って瑞芳へ戻り、バスに乗り換えて九份(ジウフェン)へ向かいます。
今回の旅で面白かったのは、九份と十份を1日で回りながらも九份に泊まることにした点です。多くの人は台北から九份・十份をまわって、その日のうちに台北へ戻る日帰りプランを選ぶと思いますし、それでも十分楽しめます。でも今回は、九份に泊まることで時間に追われずに観光できました。
九份に宿泊したからこそ楽しめた、夜の街並み
今回の旅で特に良かったのが、この「九份に泊まる」という選択です。

時間がゆっくりあるので、中国式烏龍茶をのんびり楽しみます。久しぶりのちゃんとしたお茶で、旅の疲れを癒します。
とても美味しかった!

そして、九份は夕方から夜にかけて赤い提灯が灯り始め、昼間とはガラッと雰囲気が変わります。日帰りだと、どうしても台北へ戻る時間が気になってしまいますよね。「そろそろ帰らないと……」と、心のどこかで時計を気にしながら過ごすことになります。
でも今回は泊まりなので、そんな心配は無用です。昼間の九份を歩いたあとも、時間を気にせずのんびり過ごせます。そして夜になったら、また街へ繰り出す。観光客が減った九份を、昼間とは違うペースで歩けるのが良いんです。
九份の夜は夜市とはちょっと違う

九份に泊まる前、実は少し気になっていたことがありました。「九份の夜って、いったい何をするんだろう?」ということです。
台北には士林夜市や寧夏夜市など、夜遅くまで賑わう夜市があります。でも九份は、そういうタイプの街ではありません。むしろ比較的早い時間から、少しずつ静かになっていきます。

でも、それこそが九份の良さだと思うんです。昼間は観光客でごった返していた街が、夜になるにつれて静けさを取り戻していく。その中をゆっくり歩いていると、昼間とはまったく違う九份の表情が見えてきます。
夜市でワイワイ遊ぶというより、昔ながらの山あいの町の夜をしみじみ味わう。そんな過ごし方が、九份には合っている気がしました。
九份はもともと金鉱山の町として栄えた場所です。今でこそ台湾を代表する観光地ですが、人が減った夜の街を歩いていると、当時の山間の町の空気がふっと感じられます。日帰りだとどうしても予定を詰め込みがちですが、泊まれば「歩いて疲れたら宿に戻り、少し休んでからまた夜の街へ」という自由な過ごし方ができるのも、宿泊ならではの魅力ですね。

朝のホテルの部屋からの一枚です。午前中は晴れて、午後から崩れやすいのは山の天気と同じと思います。
まとめ:十份→九份の順番、九份の宿泊がおすすめな理由
今回のルートは、こうでした。
台北 → バス → 瑞芳 → 電車 → 十份 → ランタン上げ・十份観光 → 電車 → 瑞芳 → バス → 九份 → 九份泊
この順番にしたことで、十份でランタン上げを楽しんだあと、台北へ戻る心配をせずに九份でゆったり過ごせました。
実際に回ってみて印象に残ったポイントを、あらためて整理しておきます。
- 台北から瑞芳は、電車だけでなくバスも快適。座って移動でき、高速道路利用で意外とスムーズ
- 瑞芳から十份へは平渓線の電車で
- 十份のランタン上げは、体験すると想像以上に気持ちが晴れる
- 十份瀑布へはYouBikeも使えるが、川沿いの散策路と吊り橋2つをパスすることになる
- 十份ストリートを抜けた先のファミリーマートは、暑い日の休憩に便利
- 九份に泊まると、時間を気にせず昼と夜、両方の顔を楽しめる
九份・十份は日帰りでも十分楽しめます。それでも今回試してみて感じたのは、十份を楽しんだあとに九份へ移動して一泊するプランのほうが、時間に追われずゆったり回れるということでした。「観光する九份」から「夜の九份でゆっくり過ごす」へ。次に訪れるときは、ぜひ一泊プランも検討してみてくださいね。
FAQ(よくある質問)
- Q1:九份と十份、どちらを先に回るのがおすすめですか?
A1:日帰りなら台北に近い九份→十份の順が一般的です。でも九份に泊まるなら、今回のように十份→九份の順にすると、最後に時間を気にせず九份を楽しめますよ。 - Q2:台北から瑞芳までは電車とバス、どちらがいいですか?
A2:電車は時間帯によって混雑し、座れないこともあります。バスは高速道路経由で座れることが多いので、大きな荷物がある人には特におすすめです。 - Q3:十份のランタン上げにかかる時間や手間はどれくらいですか?
A3:願い事を書いて空へ飛ばすだけのシンプルな体験で、予約や特別な準備は不要です。初めてでも気軽に楽しめます。 - Q4:十份瀑布へはYouBikeと徒歩、どちらがいいですか?
A4:歩く距離を減らしたいならYouBike、川沿いの散策路や吊り橋も楽しみたいなら徒歩がおすすめです。YouBikeは公園手前で返却が必要な点も覚えておきましょう。 - Q5:九份に宿泊するメリットは何ですか?
A5:台北へ戻る時間を気にせず、昼間の賑わいと夜の静けさ、両方の九份をゆっくり楽しめることです。
関連記事
投稿 【台湾旅行】九份・十份1泊2日モデルコース|十份→九份の順がおすすめな理由 は ととマガ! に最初に表示されました。
from ととマガ! https://ift.tt/nTEkXpY
via IFTTT














